チェ・ジュウの涙
チェジュウの涙は、「冬ソナ」のユジンで、たくさん鑑賞させてもらった。
確かに「涙の女王」とか言われているだけあって、日本の女優であれほど綺麗に泣ける人は思いつかなかった。
そりゃ、常盤貴子なども、非常に涙が似合う女優である。特に彼女の笑いながら泣く顔は絶品である。
それはそれで、評価はされるべきであるが、ユジンの涙は、本当に泣いていて、こちらも思わず泣けてくる、表現は陳腐かもしれないが、綺麗な涙なのである。
何が綺麗のか、人それぞれ評価の仕方は違うであろうが、私の独断と偏見であるが、ユジンの涙が、今まで見た中で一番綺麗。
涙の出方が、まっすぐに出るのだ。
顔をまっすぐしていれば、垂直に目の真中から一筋の涙となって落ちていくし、斜めにしていたら、その方向に落ちていくのである。
つまり、単に泣けて涙が出るだけではなく、その涙の良も非常に適量なのだ。
さらに余談だが、「ペ・ヨンジュン」もそう言う泣き方ができる数少ない男優の一人である。
話は元に戻すが、とにかく「冬ソナ」では、ユジンの涙に、幾度と無くこちらも涙した。
あの涙には感情という香水も一緒に出ていて、その香りを感ずると、見ている人の涙腺が弱くなるのではないかと思うほどである。
どの場面の涙が良かったかなんて、野暮なことは言わない。
全ての場面で、彼女は完璧であった。
しかし、そこには、その良さを引き出す秘密があったと思う。
「美しき日々」だったっけ、私は「冬ソナ」以外は、見ることは見るが、題名を空で言えて、物語と結びつくモノが少ないせいで、間違っているかもしれないが、そのドラマでも、チェジュウは多くの場面で泣いていた。
しかし、カメラマンが悪いのか、監督が悪いのか、脚本家が悪いのか、真実は分からないが、とにかくチェジュウは泣いていたが、その泣き方がきれいことに、見ているこちらが気がつかないような角度で彼女を写しているのである。
つまり、単に泣いているだけと同じである。
それくらいなら、韓国にいる他の様々な美人女優でも変わりができたと思う。
しかし、「冬ソナ」はチェジュウ無しではあり得なかったのである。
あくまでも想像であるが、「冬ソナ」の監督が、チェジュウの涙というモノを、美しいものと理解して、ちゃんとそう見えるように、いつもユジンの顔をとらえていた。
そして、その涙の流し方も微妙に変え、さらにその時の目の演技というか、セリフにならない表現を、その時にチェジュウに要求し、チェジュウも立派に答え、あのユジンの涙になったのである。
これからは別に泣いてばかりはいられないだろうが、きっと、良い監督に巡り会えば、チェジュウもその涙の演技ができ、私たちも感動を覚えるであろう。
「冬ソナ」ファンというモノは不思議なもので、時として、ユジンとチェジュウを同一視してしまう。
だから、チェジュウには幸せになって欲しいのである。(笑)
しかし、その幸せをつかむのは、チェジュウの涙であることを、私は確信している。
もちろん、その涙の後のほほえみを期待してだ。



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